乳がんの検査について

日本乳癌学会の専門医が、マンモグラフィ、乳腺超音波、CT、MRIなどによる各種画像検査、またそれに対する細胞診、針生検(画像ガイド下吸引式針生検も行っています)等を駆使し、放射線科、病理医と連携して、正確・迅速な診断を行うことを心がけています。

目次

検査機器のご案内

マンモグラフィ(FUJIFILM FDR MS-3500 AMULET Innovality/日本医学放射線学会の仕様基準を満たした最新の乳房X線撮影装置)

マンモグラフィとは、乳房専用のX線撮影機器です。
触診では診断できない小さなしこりや、しこりになる前の石灰化した微細な乳がんの発見に威力を発揮する検査方法です。
(※乳腺が密な若い人の場合には、X線写真がかすんでしまい、しこりを見つけるのが難しいことがあります。)

当院では、高画質でありながら、撮影時の線量を大幅に低減した最新のマンモグラフィを採用しています。
また、検査時の圧迫圧を減圧し、受診時の痛みを軽減する機能を備えており、受診者に”やさしい”検査を目指しています。

マンモグラフィ

マンモグラフィ

マンモグラフィ

超音波(日立 Apron EUB-7000HV 2台、日立 EUB-7500、東芝 Nemio SSA-550A)

乳房に超音波をあてて、組織からの反射をとらえて画像にし、わずかな濃度の違いで病巣を診断します。「エコー」とも呼ばれます。
マンモグラフィに比べて、小さなしこりや石灰化の診断は困難ですが、しこり内部の構造が鑑別しやすく、乳腺が密な若い人の診断にも使うことができます。

超音波

CT(東芝メディカル Aquilion 16)

CTの検出部を16列と他列化にすることにより、患者さまの息止め時間の大幅な短縮を実現し、高精細な三次元画像を得ることが可能です。

CT

MRI(日立 ECHELON)

高性能な1.5テスラのMRIを用いて、乳がんの多発、乳管内への広がりなどの評価を行い、治療前または治療の効果を、より正確に診断することができます。

MRI

VACORA 生検
超音波ガイド下の生検には、通常の針生検以外にVACORA(吸引補助下生検装置)を導入します。
小さな傷で十分な量の生検が行えるようになり、より確実で精度の高い診断ができ、治療の個別化に役立ちます。

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