当院の婦人科の特長

当院の婦人科は、完全予約制で婦人科全般の疾患を対象として診療を行っています。
ほかの診療科の待合いスペースから少し離れたところに婦人科診察室があり、そこに専用の待合いスペースを設け、プライバシーなど細かな配慮をするように心がけています。

また、当院は「神戸市の子宮頸がん検診」の指定医療機関であり、乳がん検診同様に「子宮頸がん検診」にも注力しています。定期的な検診受診をおすすめしています。ぜひお気軽にお問い合わせください。

神戸市の子宮頸がん検診について

対象となる疾患について

  • 月経障害

    出血が多かったり、少なかったり、周期が不安定というような正常ではない月経パターンを総称して月経異常といいます。ホルモンバランスの乱れが主な原因となり、特に月経の始まり(初経)と終わり(閉経)に多く見られます。

  • 子宮内膜症

    子宮内膜症とは、子宮内膜に似た組織が、卵巣や骨盤の壁(腹膜)などの子宮内膜以外の場所に発生する病気です。病状が悪化すると、子宮と卵巣や骨盤の壁などが互いに癒着し、激しい月経痛や性交痛、排尿痛を伴うこともあります。治療は、症状や年齢、今後の妊娠希望の有無などによって変わってきますので、ぜひご相談ください。

  • 子宮筋腫

    子宮は、平滑筋という筋肉組織からできています。子宮筋腫は、その筋肉の一部にこぶのような塊(腫瘍)ができる病気です。生殖年齢の20%~25%に発生するといわれています。良性の腫瘍なのですが、大きさやできる場所によっては、月経痛や過多月経、不妊症の原因になることがあります。

  • 更年期障害治療

    HRT(ホルモン補充療法)とは、女性ホルモン(エストロゲン)を補うことで、更年期障害を改善する療法です。身体全体のバランスを整え、心と体を健康にすることを目的とした治療法で、更年期以降のさまざまな症状を改善します。また、抑うつ気分は、多くの人が更年期に経験する症状ですが、気分の落ち込み、不安感や焦燥感が強い場合は、安定剤や抗うつ剤などの向精神薬も有効です。

  • 感染症

    • クラミジア感染症

      クラミジア・トラコマティスのD~K型による性感染症です。わが国でも、若年層での感染率が年々増加し、1999年の厚生労働省の報告では、15-24才の女性で850,000人の感染者がいるとされ、将来国を滅ぼす原因になりはしないかと心配されています。なお、同じクラミジア・トラコマティスでもL1-L3型は性病性リンパ肉芽腫の原因となります。

    • 性器ヘルペス

      単純ヘルペスウィルスI型・II型は、性行為による感染症です。I型は口唇や鼻腔に感染し、II型は外陰部の感染が主とされていましたが、最近では、外陰部の感染の40%がI型、60%がII型とされています。 症状は急性型、再発型、誘発型に分けられます。

    • パピローマウィルス感染症(尖圭コンジローマ)

      ヒトパピローマウィルス(HPV)の6型、または、11型の感染(HPVには100種類近くの型がありますが、16、18型などは子宮頸がんと関係します)によって起こる感染症です。
      外陰、会陰、肛門周囲や膣、子宮膣部に表面が尖ったいぼ状の腫瘤を作り、かゆみや疼痛を伴うこともありますが、多くは無症状です。
      妊婦の場合、分娩時に新生児への産道感染が起こり、口の中やのどに乳頭腫を作ることがあります。

    • 膣トリコモナス症

      ヒトパピローマウィルス(HPV)の6型、または、11型の感染(HPVには100種類近くの型がありますが、16、18型などは子宮頸がんと関係します)によって起こる感染症です。

    • 膣・外陰カンジダ症

      真菌の感染によって起こる病気です。原因となる真菌は多数ありますが、カンジダ・アルビカンス(下図)とカンジダ・グラブラータの頻度が高いとされています。
      感染すると、外陰部の強いかゆみを訴え、発赤が著明となり、白色の酒粕様、あるいは粉チーズ様の帯下を見るようになります。
      性交時の感染もありますが、局所の不衛生、糖尿病、副腎皮質ホルモンの外用薬の使用、肥満、免疫の低下、長期の抗生物質の使用などが誘因となって膣に常在している真菌が異常に増殖して発病することが多いとされています。

診療時間について

婦人科の外来診療時間です。
※午前診の受付時間は8:30~11:45です。

午前診

9:0012:00

受付8:3011:45

倉本 村田 - 倉本 倉本 -
午後診

14:0016:00

(予約制)

倉本 - - 倉本 倉本 -
夜間診

17:0019:00

受付16:3018:45

- - - - - -

診療科目一覧へ戻る